わたし(30才)のあれやこれや

元アパレル・元医療事務のわたし(30才)があれこれ書いています

病院で思い知った人間関係のあるべき姿

おはようございます!

 

今日は、医療事務時代のお話をしたいと思います

 

前職のアパレルを退職し、

医療事務の資格を取得すべく、職業訓練校に通いました

4か月間で医療事務管理士と調剤事務管理士の資格を取得しました

 

就活をし始めて、すぐに採用が決まった病院

移転後のオープニングスタッフとして働き始めました

所属は、資格を活かせる医事課・・・ではなく

病棟クラークという、入院病棟での事務員でした

(資格を活かす場面はゼロ笑)

 

初めての医療業界

モニターやナースコールの音ドキドキ

経管チューブや酸素をつけている方

脚を切断している方、発語が出来ない方

病院なので当然ですが、病気を患っている方々を

こんな間近で接すること自体、初めての経験だったので

とても緊張感を持って働いていました

 

そんな初めての病院勤務で学んだこと

 

【人を大切にしてきた人は、大切にされる】

 

当たり前のことですが、これが顕著に表れるのが病院だなと思いました

 

入院中に頻繁に家族や友人がお見舞いに来る患者さん、

一方、家族から死亡時しか連絡して来ないでくださいと言われる患者さん

 

毎日のようにお見舞いに来られる家族さんに、患者さんについて聞いてみると

「すごくいい夫、いい父だった」

「優しくて、この人と結婚して本当によかった」と涙ながら話してくださる方もいました

 

高次機能障害という病気で、

すぐに忘れてしまう、ここがどこで、自分がなぜ入院しているかが分からないという症状があった患者さん

とても人当たりがよく、上品で優しい方でした

なかなか話がかみ合わない、話の辻褄が合わないということもありましたが、

頻繁に東京から息子さんが会いに来たり、

毎日のように親友が会いに来ていました

親友の方が、

「こいつに人生救われたようなもんですよ。病気になっても親友であることは変わらない」とおっしゃっていました

 

お見舞いの頻度が必ずしも、良好な関係を築いているとは限りませんが、

医師や看護師が共通して言っていたのは、

【人を大切にしてきた人は、大切にされる】という言葉でした

 

悲しいほどに、顕著に表れてしまう・・・

後悔しても時を戻すことも出来ず、寂しいお顔をされている患者さんを

たくさん見てきました

 

自分は良好な関係を築きたくても、複雑な環境や状況によって困難なときもあります

だけど、家族であっても、なくっても、

自分のことを大切に想ってくれる人を大切にする

そういった人間関係が人生のいいときも悪いときも、そばにいてくれるのかなと思いました

 

以上です